財務状況と株主の確認をして事業承継をスムーズに行う

会社の財務状況などを確認する

事業承継をする際に、自社の財産や株主構成を確認する必要があります。

特に第三者に会社を譲渡する際には、決算書などの資料を第三者に見せることもあるので、会社を譲渡する前に、財務体質を改善しておく必要があります。

特に会社を第三者が購入する際には、なるべく余計な資産は承継したくないと思うものです。

購入する前に相手方がためらう財産とは、例えば、会社近くの接待用のゴルフ会員権や山奥の使用目的のない固定資産税を払っているだけの不動産などです。

そのため、資産価値が低いと思われるものは現金化してすっきりさせる必要があります。

不良資産なども、どこかで見切りをつけて処分する必要があります。
例えば、製品在庫や固定資産、回収できない売掛金などです。

上記の資産を処理する時は税務上の問題が生じることもありますので、税理士に相談することをお勧めします。

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株主名簿の作成

株式会社は、株主名簿を作成しなくてはなりませんが、株主名簿をきちんと作成していない会社もあるのではないでしょうか。

株主名簿には、株主の人数や株券発行の有無の記載をしなくてはなりません。

株主名簿は、事業承継をする際に、誰が何株もっているのか確認するためにとても重要です。

株式の相続や譲渡があった場合には、株主名簿の記載事項も更新する必要があります。

株主名簿には、株主の氏名・名称及び住所、各株主が所有する株式数と株式の種類、各株主が株式を取得した日付を最低でも記載する必要があります。

何も準備をしないで、相続が発生すると、親族で所有していた株式が法定相続の割合で分散してしまいます。

遺産分割協議で、1人に全て相続させることも可能ですが、協議が整わないと将来的に事業を行う人と株主が分かれて、安定した経営ができなくなります。

そのため、遺言書で、事業を承継することが予定されている相続人には株式を、それ以外の相続人には株式以外の財産を取得させる必要があります。

株主の構成の確認

株主の構成を確認することが、大切だと申し上げましたが、会社の中では、株主名簿をきちんと更新していなくて相続の発生などにより、現在の株主の構成がわからないことがあります。

その際には、過去の預金取引の履歴から取引を確認すること、株主の相続人は誰か確認しておくことで紛争の可能性を排除してください。

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まとめ

特に第三者に会社を売却する時は、財務状況の確認と、株主の確認をしなくてはなりません。

財務状況が悪ければ、値引きを要求されたりする可能性もあります。

株主の構成がわからないと、そもそも第三者に会社を売却することができなくなります。
そういった場合は当事務所にご相談ください。

※事業承継の手続きでご不明点がございましたら、是非当事務所に下記の問い合わせフォームからご相談ください
内容には、万全を尽くしておりますが、法改正等で内容が異なる場合がございます。ご自身でお手続きをする際は、自己責任でお願い致します。